去年公開の映画「第9地区」をレンタルDVDで観ました。
ニュージーランドの有名な監督ピーター・ジャクソン氏が制作に携わり
今回が初監督となる私と同年代の監督を起用し作られた秀作です。
ピーター・ジャクソンといえば「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで
一躍有名になった方ですが、元々は超がつくほどグロテスクなホラーを
楽しそうに撮っていた方です。
同じような経緯で有名なサム・ライミ氏もまた、「スパイダーマン」シリーズで
世界的に有名になりました。(というより全世代に受け入れられた感じ)
しかしサム・ライミも超グロテスクなホラーを撮ってました。
そのどちらかが言っていました。
「一滴の血には笑いが含まれている」と。
この「第9地区」でもその思想の断片を垣間見る事が出来ます。
ストーリーは具体的には書けませんが
宇宙生物と人間の対立という軸が主人公を軸に捻じ曲がり
今まで人間側で感情移入していたかと思えば
終盤では宇宙生物側に感情移入しているという
見事な展開だったと思います。
終始人間側の見方に共感できる人がいるのだとしたら
その人は相当クールです。
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