これを打ち込んでる調度今横尾忠則氏のドキュメンタリー番組をやっている。
私が生まれる前からクリエイターとして大成していて、現在70歳。元気である。
この方の絵は個人的には「よく分からない」絵なのだけれど、氏が夢中になっ
て追い求めているテーマ「Y字路」・・・これに正直脱帽しました。
最初Y字路に傾倒しているなんて言われても「は?」程度のものだったけれど
も、氏がなぜY字路なのかを語ったとき、その面白さが分かった気がします。
「Y字路は道が一つに交わる地点から見て、道を通して二つの焦点が存在す
る特殊な空間だ。その先に何があるのかとか、分からないことを楽しみたいと
思っているんだ」
膨大な情報量を絵に盛り込むとき、それはキャンバス上で足し算をする事と
考えがちだけれど、曖昧な事、矛盾の生まれる空間の中に見る者は頭の中に
色々な情報を生み出す。与えるんじゃなくて生み出させること、これって表現
する側にとって「自由」を感じますね。 いい。
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