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5月ですね

  • posted at:2009-05-02
  • written by:青木猿頬(サルボー)
ダイアリー・オブ・ザ・デッド見ましたよ。
POV(ポイント・オブ・ビュー)形式のロメロゾンビ映画ということで
色々好き嫌いが分かれているこの映画ですが
私はやはりロメロ映画だなぁと感動いたしました。

POVとは1人称、つまり主観的視点で登場人物から見た景色という限られた世界
に付き合わなければいけないというリアル感、閉塞感が特徴です。
近年「ブレアウィッチプロジェクト」や「クローバーフィールド」
「REC」といったパニックホラー、サバイバルホラーのジャンルで絶大な効果を
発揮し、1ジャンルとして確立されたばかりのこの形式なのですが
総じてハンディカメラでの主観なので走ったり歩くたびに手ブレがするんですね;
この手ブレ・・見る人が見たら酔ってしまうという代物。
肝心なところを、リアルさを追い求めるがゆえに敢えてハッキリと見せない、という
そのストレスも相まって必ずアンチPOV評価が上がってきます。

話がそれましたが、このロメロゾンビ映画でのPOVは意外とその手ブレが無い。
何故かって言えばどうやら登場人物が映像専攻の学生だからとの事。
理由は何であれ、そのおかげでアンチPOV側からも好意的のようです。

しかしながら、残念なところがあるとすればそれは物語の本筋の弱さでしょうか。
今までのロメロゾンビ映画は閉所での大勢のゾンビからの篭城という確固たる
基盤があって、そこでの生き残った人間同士の確執であったり、醜い争い
を通じて「非日常に見る人間の脆さ」を浮き彫りにしていたのですが
今回は
・あまり立てこもっていない(笑)
・そんなに閉所ではない(笑)
・車が意外と安全(笑)
というそれほど危機感も浮き彫りになるものも少ない物語になってましたかね;

でも、私は好きです。
途中で出会う耳の不自由な老人であったり、自分の国と称し要塞を築く黒人
グループがいたり、そういう生き残りグループに強盗に向かう州兵達がいたり
登場人物によって精神的限界点がバラバラなのもリアルで
人物描写という点ではさすがジョージ・A・ロメロ監督だなぁと思いました。
大変参考になります(^^)

さて前述にもありますPOV形式の他の映画、もちろん見てます。
特に凄いなと思ったのは「クローバーフィールド」序盤は神がかり的です。
あとは夢なら早く醒めてほしい終始絶望的リアル感「REC」
この二つはオススメです。
化け物系ホラーですので苦手な人は見ないほうがいいですよ(^^)

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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