当初の発売日が延期されてやっと手に入れる事が出来た「キーチVS」の6巻。
半年に一回のペースで単行本が出る計算らしいので、実に待ちました。
話はというと結構危ない方向に行ってます。
表現の自由っていうものが保障されている日本であっても
結構危険な話や表現をさらりとやってのける新井秀樹氏らしい展開です。
何が危ないって政治的にも、実際に居る人物的にも、話の中で何となく照らし
合わせることが出来てしまって、なおかつ表現がストレートなので
いつか新聞沙汰になりはしないかと別の意味でもハラハラしてます。
まぁ今の日本に不満やふつふつとしたストレスを感じてらっしゃる方は
一度読んでみたらいかがでしょうか?
この世の中ほんの10人ほどの力だけで危険なことやってみたところで
まったく変わらずまた回りだすものだ、でも見せつける事は出来る。
底辺で抗う者達が、その上でふんぞり返る我が物顔の連中を
その気になれば一撃食らわせられるんだって事を。
本作の6巻は主要な登場人物にある衝撃的な変化があります。
ある場所で一人味噌汁をすするその人の目に浮かぶ涙は
悔しさからか寂しさからか、はたまた後悔からか・・・。
総評して、この漫画・・・絶対小・中学生には分からないだろうな(^^;
大人でも分からない間と言うか「え?あれってそういう意味だったの?」
みたいなんがちらほらあって、何回か読まないと頭に入ってきません。
でもそういうところも含めて私はキーチVSが好きなので7巻楽しみにしてます。
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