堺アートワールドで他の作家さんとか見ていて考えていたのですが
結局のところ
自分が自身の作品を好きでないのに
他人に自信を持って見せられるわけが無い
ってことなんですよね。
自分の生み出した作品は、その人の脳からイメージされて
手の動くまま、目の感覚に頼るがままに完成したもののはずです。
謙虚なのは分かりますし日本人の美徳だと思いますが
「下手ですけど・・・(^^;」とか「皆さんに比べたらしょぼいですけど(^^;」
って作品を見せる前に言うのはどうかと思います。
あなたの作った作品でしょう?自信を持ってください!
自信を持って今はこれ以上の作品は作れないってくらいの作品を
毎回作って見せるんです。
それでボロクソに酷評されたらその落差が大きいですし
ショックも落ち込みももちろん激しいでしょう。
でもそれを恐れて人に見せる前から自身の作品に自信がなくなったり
自分で先に粗探しをしてしまうのでは作品がかわいそうです。
そればかりか、その落差を少しでも小さくしたいからと
見る人へハードルを下げるような前置きを言うのは、まさしく
「逃げ」以外の何ものでも無いと思います。
最高のパフォーマンスを見せてそれでも酷評されたら、その部分を
考えてみて修正してみせるなり、個性としてより強調させるなり
そこからもう1ステップ成長できるはずなんです。
こうやってイベントに参加してブースに人が来ない、あまり良い顔されない
そりゃ色々ありますよ。私だってもちろんありますしありました。
私よりも何倍も活動歴が先輩で、関西どころか全国区で人気爆発な作家さん
ばかりの中で私は圧倒的に知名度低いですから、今回の堺で初めて知って
いただいた方の方が多かったと思います。
でも今回展示させていただいた新作を含めた5枚は、毎回毎回自信を持って
完成に至ってます。まだまだ描いていくうちにつかめていくものもあると思うので
上も見たらキリが無いですが、現時点で一番!って気持ちはあります。
酷評されたら仕方ありません。そら落ち込みます。
でもそこで潰れるくらいなら20数年以上絵を中心に人生を送ってきてません。
『謙虚でいたいが卑屈にはなるな』
あてはまる全ての作家さんに、というより誰よりも私自身のために
常に心に留めておきたいと思ってます。
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