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無題

  • posted at:2014-09-17
  • written by:青木猿頬(サルボー)

9月13日は京都の哲学の道を歩いてきました。

昼から家を出て、京阪電車で終点出町柳駅まで。

特急および急行、または準急を使ってササッと駅まで行けば

いいのですが、それはそれこれまでの私。

これまでの私は効率ばかり考えて時間を無駄にしないように

早く目的地に着くようにと、日々せかせかしておりましたが

たまの休みくらいは時間を無駄に使おう。ゆっくり行こう。と

終始各駅停車で行きました。途中まだかまだかとイラッとしたけど(笑)


さて出町柳から東へ歩き銀閣寺の辺りまで来ると

哲学の道という川沿いの小道が現れます。

この道は約1.8kmあり、普通に歩けば30分ほどで終わる道です。

でもこの道は30分で歩ききるのが凄く勿体無い。

ゆっくりゆっくり歩いて途中立ち止まって景色を眺めたり

途中で脇道にそれて神社を巡ったり、私はやらなかったけど

茶屋で和菓子をいただくなんてのもおつなもんです。

立派なカメラがあるならここは絶好の撮影ポイントでもあります。

なにせ、どこをとっても絵になる風景ですので。

ただ、私はこの道を歩いて心の洗濯をしにきたので

ひたすらゆっくりゆっくり歩きました。

木や草や透き通った川面、この日はとてもいい天気でしたので

木漏れ日も鮮やかでした。目に心地よい景色。

途中ある砂利道を踏みしめた時の音、晩夏の蝉の声、川のせせらぎ

車はたまに通るくらいであとは無音。耳に気持ちいい空間。

草の香りや近くの寺社から流れる線香のにおい、カフェの珈琲の香り。

歩き進める度に変化する、鼻に新鮮な時間。

色んな感覚が刺激されて、この道を歩くと何かアイデアが浮かんだり

気持ちが整理出来たり、無心になれたりするのが

この道が哲学の道となった所以ではなかろうかと思います。

この道の途中には

「人は人吾は吾、とにかく吾行く道を吾は行く也」

と掘られた石碑があります。

この石碑を見る前から同じことを悟っていましたが

あらためてここに来たことは私にとって必然だったのだと

思うに至る瞬間でした。

個展をやっててもやってなくても哲学の道はいつか歩きたかった

道でしたし、結局私のたどり着く真理は

「私は私の道をゆく」ってことに尽きるんですね。

何か色々すがすがしい気持ちになれた休日でした。

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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