四条通から堀川通りへ、廃校になった小学校をリノベーションした文化施設や
ギャラリーを巡りながら歩いておりました。
暑い日の真昼間です。ジリジリと肌を焼き額に汗がにじむ頃、「氷」の小さな
のれんが風に揺れ、冷たいお茶の響きが。
えいっと涼みに立ち寄ったお茶屋さんでは奥に坪庭が見え
藤の弦で編みこんだテーブルが涼しげで
BGMの無い店内は上品な空気を味わえます。
何よりこれぞ京都じゃありませんか(^▽^)♪て感動しました。
注文しましたのは、ほうじ茶と和菓子のセット。
一煎目はお店で入れていただき、二煎目はガラスの涼しげな急須に冷水を
入れて、1分後についでいただきます。
生和菓子は三種類から一つ選び美味しきました。
古くから盆地で夏は他県より暑かった京都において、目で涼を楽しむという文化は
和菓子にも深く息づいておりまして
いただいた和菓子からも穏やかな清流の水面、小豆の川底の小石
その中に淡く色づく水草を想像させる抹茶の緑。
涼はクーラーや扇風機の風、冷たいかき氷からだけとれるものではありません。
人の想像力が涼を感じ取れるものなのです。
そんな京都、いいですねぇ。
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