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私の師(1)

  • posted at:2013-03-14
  • written by:青木猿頬(サルボー)
今現在青木インパクトとしての活動において、師匠が数人おります。

直接教えてもらった人、影響を受けた人ひっくるめて師と申しますが

この機会に(師の一人である曾我蕭白氏の展示前)に

回想しようかなと思ってます。暇つぶしにご覧下さい(笑)


私は5歳の時に保育園の保母さんに奨められて

大谷アート学園という、実家富山県の個人運営の学校にいきました。

そこでは常に週一で課題を描き続ける日々。

仕上がると先生に見せて、作品の手直し&指導を受ける。という流れです。

子供心に早く帰りたい時は一発合格でないかなぁと期待したものです。

その時の学園長先生から「色はこうでなければならないって事はないの」

とよく教えてもらいまして、空が紫でも良いと手直しを受けた風景画が

後にどこかのパンフレットの表紙絵に選ばれたことがありました。

でも、この頃からすでにカラー絵は苦手で、デッサンだけは強みがある

という青木インパクトとしての基盤が出来上がっていたと思います。


そうこうしながら中学生になり、その頃の師匠は「ボブ」さんでした。

ボブさんとは「ボブの油絵教室」というテレビ番組のMCであり絵描きの

ボブさん(多分アメリカ人)で、茶髪のアフロに鬚が立派なナイスミドル。

ひたすら油絵で簡単に風景画を書く(下書き無しで)という番組を

ビデオに録画しては見てました。

筆洗油で洗った筆を鉄柱に往復ビンタのようにバタバタはたいて

水気を取ると、その度に「ワッハッハ・・」とご機嫌になるボブさん。

ペインティングナイフで山を描くその魔法のような光景に目が釘付け

になったものです。

ボブさんから学んだことは

「頭でイメージした景色をまるで本当に存在するかのように見せられるって

とても素敵なことだと思う。自らの手で山や木を生み出せるんだよ。」

ということですね。実際ボブさんの風景画はリアルなんです。

本当は存在しない風景を好きに描けることの自由さと

リアルだからこそ、そういう「騙し」の説得力が生まれるってことは

実に良い相乗効果を生んでいて

今の私の作品作りの原点になっています。



そして月日は流れ、中学2年で大谷アート学園をやめ

普通化の高校時代にうつるのです。つづく・・・

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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