今幼児に読ませる絵本で『地獄』という本が人気なのだそうですね。
別に幼児向けに優しくかわいくアレンジされてるわけでも無いそうで
悪いことした人が落ちる地獄で、阿鼻叫喚のまさに「地獄絵図」に
陥っている様を、おどろおどろしく描いているということです。
それをみた子供はあまりの恐怖に泣き止むのだそうです。
単純に泣き止ませるツールとして使うのであれば「なんだかなぁ;」って話
なんですが、「悪いことしたらこうなるよ」っていう教育のために使われてる
のだとしたらとても良いことだと思います。
私が子供の頃、20年前くらいでしょうか、おばあちゃんやおじいちゃん
両親から「嘘ついたら、閻魔様に舌を抜かれるよ」「火で遊ぶと、寝小便するよ」
と、怖がらされながら良いこと悪いことっていうのを学んでいったものです。
昔話ってそういう「こわがらせ」を上手く子供に届くように伝えていたなと思います。
正直者や心優しい者は最後は必ず良い結果に終わり
嘘つきや心の醜い者は何かしらの罰(バチ)が当たってます。
その時その良いか悪いかを判断する分岐点によくいるのが「鬼」なんですね。
地獄の住人でもある鬼と昔話の鬼がリンクしてるところも深いなぁって思います。
無意味なホラー映画見せたりして、子供をむやみに怖がらせるのは駄目ですが
昔話とか意味のある怖がらせは子育てに必要ですね。
何よりもまず、その昔話の説得力っていうのは親次第です。
親がろくでなしなら、地獄読ませたり昔話読ませたって無意味。
親自身が「まっとう」な生き方を子供に見せること
正しいことっていうのは、こういうことなんだよって行動で示すこと
まずそこからなんじゃないかなと思います。
子供を甘やかすなモンスターペアレンツ。
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