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『リアル』論

  • posted at:2008-01-20
  • written by:青木猿頬(サルボー)

今日は大阪は中津のアートカクテルというギャラリーにに話を聞きに行ってきました。
外は一日霧のような雨が降っていて、ギャラリーでは展示の設営をしている方と
アートカクテルのギャラリースタッフの方々がいらっしゃいました。

病気の回復を待っての訪問でしたので当初より一週間ほど遅れてしまいましたが
ギャラリーの方は快く応対してくださいました。
色々とお話を伺っている中で、やはり横のつながりがあると世界はより広がるんだなぁ
と思い知りましたし、こうして動かないと絶対に何も進化しないんだと実感しました。

帰り道本屋でイラストの専門書を立ち読みし「リアル」について考えていました。
「リアル」ってなんだろう?

ハリウッドの現代のアニメーション映画はもはやほぼ全て3DCGです。
実に「リアル」に描写されているとは言いますが、私個人から言わせてもらえば、あん
なのは「リアル」じゃないと思っています。
ゲームも言える事ですが「バイオ・ハザード」は1と2まではリアルだと思いましたが3.4
までになるとリアルではないなと思うし、FFシリーズは「リアル」ではないと思っています。

いったい何を指して「リアル」というのでしょう。
 毛の一本一本細かく描写されていて筋肉の描写も精巧だ-
 水のはねる様も計算して作られている-
 大迫力のパースペクティブによる重厚感ある建物の描写
たしかにこれらは「リアル」ということも出来るのでしょうが、そこに感動はありません。 
ハリウッドの3DCGアニメ映画が全然感動しないのは「リアル」という視覚制約が働いて
せっかくのファンタジーも理解できなくなっているのではないでしょうか?

私達から見れば犬が口をパクパクさせながら喋ろうが、恐竜がタップダンスを踊ろうが
所詮「ありえないこと」なわけで、その時点でどんなに描写を「リアル」にしたところで
かえって寒々しい以外のなんでもないわけです。
それならば最初から昔ながらの2DCGのアニメーションで見ていた方が感動できます。

私の作品においては「リアル」を追い求めていますが、その「リアル」は寒々しくあっては
いけないし、見た人が感動できる作品を目指しています。
こんなのまだまだ「リアル」じゃないよとお叱りを受けるレベルですが、頑張りますので
気長に見守っていてください。必ず納得のいく「リアル」を描きだしてみせます。

絶対ムーミンは3DCGにしてほしくないなぁ・・・

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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