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提灯の灯りと陰

  • posted at:2007-07-16
  • written by:青木猿頬(サルボー)
CIMG1219.JPG 京都の夏の風物詩で、京都の三大祭の一
つ祇園祭・・・その前々日「宵々山」に行って
きました。例によって一人でです(^^;)

台風四号が近畿の空を轟音とバケツをひっ
くり返したような雨と共に通り過ぎて半日後
こうして宵の刻を提灯の灯りで彩れたのは
まさしく祭りの神様のおかげだったのではな
いでしょうか。
あれだけしつこかった梅雨前線と雲も空が暗
くなっていくごとに退き始め、一部に青空がの
ぞいてきてましたから。
私の家から最寄り駅の枚方市駅より特急で四駅。四条駅に降り立ちます。
車内は意外とガラリとしていて、浴衣のギャルとか子供連れが多かったです。皆四条
駅で降りました。

駅は改札を出ると携帯電話をいじる浴衣姿のお姉ちゃん、お兄ちゃん、中学生くらい
の女の子たちでいっぱい。さすがでっかいお祭りなんやなぁと改札の光景だけで圧倒
されたわけです。 そう、実は私は今回が初祇園祭だったのです(^^)
四条駅は地下にあるので階段で地上に出るとそこはさらに私の想像を裏切るものでし
た。度肝を抜かれるとはこのことか。

京都の大動脈の一つ四条通・・・京都の中心部を東西に一直線に通る大通りです。
その四条通一本全てが歩行者天国!(京都の人には毎年恒例なんでしょうが;)
見渡す限りの人・人・人! もともと田舎もんの私は大晦日と正月がいっぺんに来た
のかってなもんで大変驚きました。たまらず同じ田舎もんのtoro氏に写メ(^^;)
提灯の灯りに映える山鉾という山車の周りは携帯のカメラを持った手がズラズラッと天
に向かって伸びていて、さながらなんかの儀式のようにも見えます。

その提灯の灯りに目を奪われる中で陰の部分も残念ながら見えるわけで。
ゴミが多いこと多いこと・・・。通りの設置ゴミ箱はいっぱいになっていて、それでもまだ
ゴミ箱に捨てられてるならいいんですが、通りのポストの上とか柱の下とか、ゴミを置い
ていく趣の分からない人がやっぱりたくさんいるんですよね; 
分かっていたことですが悲しいことです。

天を仰げば暖かい提灯の灯り、地上には無機質な人の群れ、その下にはゴミがある。
なにやらこの世の縮図を見たかのようなそんな複雑な気分でした。

でも山鉾の上で尻半分はみださせて腰掛けている子供たちの奏でる鐘のコンチキチン
という音と、浴衣の後姿、子供の楽しそうな顔がいつまでも余韻として残っています。

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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