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我が道を行け

  • posted at:2007-07-01
  • written by:青木猿頬(サルボー)
あなたが10人くらいのグループでゾンビの大群に追いかけられていたとしましょう。
森を何とか走り抜けて、出た先が崖。高さは7~8Mくらい。下は海ですが岩はあり
ません。別の道に回ろうにも後ろからはゾンビの大群。
ゾンビの歩く速度は遅いので、少し冷静になって崖から飛び降りることに決めました。

あなたならこの時何をしていますか?

きっと他に方法がないのだからすぐ飛び降りるという答えの人は少ないでしょう。
多くは飛び降りるのは止めてその10人で話し合って協力してゾンビを倒す、とか。
またあるいは、皆が飛び降りるのを見てからゾンビが来ないうちはとどまる。
そんな行動をとるでしょう。

今の世界の人間は集団で生きるという概念無しには生き抜くのは無理なんです。
つまり誰かの行動を基準にして行動をとらねば不安で仕方ないのです。

一人崖から飛び降りたとする・・・その人が何も問題なく着水して手を振ってきたな
らば、「あぁ、ここから飛び降りても大丈夫なんだ」と思えるようになって、そこで初
めて飛び降りるという選択肢に行き着くのだと思います。
すなわち、その最初に飛び降りる人が現れるまでずっと「お前行けよ、お前行けよ」
と押し合いになったり、ダラダラグダグダと時間だけを浪費するのです。

そんな高所恐怖症の人にとっては、だからといって行動には移れないのでしょう。
この高所恐怖症の人はその瞬間ゾンビに食われる恐怖よりも崖から飛び降りる恐
怖の方が強いのでしょうね。
頭の中で色々葛藤して、飛び降りなくてもすむような方法を考えようとします。
「お前次行けよ、早く行けってば」
「近くに紐があったらそれを使って降りればいいじゃないか」
「まだ飛び降りない人が何人もいるじゃないか。この人たちをおとりにして逃げられ
ないか」

どうです?一見利口なようで全然美しくないでしょう?
今の世の中こういう考え方をする人が多くなってしまったのが非常に悲しいです。
いいですか?崖から飛び降りなければゾンビに食われることは確実なのです。
崖から飛び降りる安全性は確かに未知数かもしれません。ではゾンビの大群に立
ち向かえば必ず生き残れるのですか?残念ながらそれも必ずではありません。
なせなら、あなたがゾンビに立ち向かったとして他の人達も同じように立ち向かうと
思いますか?飛び降りた方が確実だと思う賢い人は飛び降りてしまうので、あなた
の考えは裏切られます。つまり危険なのです。

目の前の恐怖、困難に立ち向かおうとせず、楽をしようとしたりその困難に立ち向か
いたくないために、より困難であることに気づかないまま別の道を探そうとする。

そんな人間が増えている。いずれそんな人間のみになった地球は自滅します。

自分で考えて、一人になったとしても生き抜くことに執着しよう。
目の前の困難を乗り越えれば確実に寿命が延びるんだと意識しよう。
この機会に私たちはなぜ生きているのかを考えよう。

集団の中の一人としての私じゃなくて、私があって世界もあると考えよう。
私ならこの場合間違いなく一番に崖から飛び降ります。
あ、靴と上着は脱ぐかな。海の中では靴はおもりにしかならないから。

我が道を行け

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プロフィール

HN:
青木猿頬(サルボー)
年齢:
42
性別:
男性
誕生日:
1981/08/15
職業:
現代肉筆浮世絵師
趣味:
一人旅、サバイバルな生活
自己紹介:
旧名:青木インパクト
2015年1月にて改名

 

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