この世界でごく普通に生きて、普通にテレビを楽しんで
有名人にキャーキャー言うて、流行のファッションを取り入れる。
こういうおおよそ大多数の「普通の」人たちをメインカルチャーと呼ぶそうです。
そして略して「サブカル」とよばれるサブカルチャーとは、そのメインカルチャー
とは一線を画しながらも上手く共存している自由人。
私の周りの多くのアーティストやクリエーターさんはそんな感じです。
生態としては何か凝った趣味に没頭し飽きるとまた別の趣味に没頭
街中をトイカメラを持ってヘンプのサンダル履いて、小洒落たカフェでそこの
オリジナルブレンドコーヒーや辛口ジンジャーエールを飲んで回るような人。
さて、そしてタイトルの「カウンターカルチャー」
つまり反主流派少数民族のような人。
私は恐らくカウンターカルチャーです。
メジャー音楽よりインディー音楽、流行って言葉が嫌い。
世間一般のマスコミニケーションの有り方には拒否反応を示すし
申し訳ないけれども「あ、スゲー良い曲!」と思った歌手を偶然見つけても
大多数の人が「あぁ、知ってる!あれ良いよね!」って認識ならば
途端に冷めてしまうという偏屈です。
これは絵やイラストにも言えることで
確かに先達の方や審査員が具体的にどこが良いのかはっきりと指摘した上で
評価してる作品は理解できますし、その作者が具体的に良いと思って描いてる
のであればそれは素晴らしいことだと思います。
でも絶対に理解できないのは「これが今の流れだから良い!」って評し方を
されてる作品や、売れる為に自分の作風を捨てて流行に合わせて描く作家さん。
そんなメインカルチャーの作家さんを、恐縮ながらこの先も恐らく理解は出来ない
と思いますが、大多数の人から支持されている結果ですし、一絵師の下っ端として
素直に尊敬いたします。
逆に言えば私の作品を「古い」「時代に合わない」「履き違えてる」と評する人も
いていいと思いますし、そのことで逆にカウンターカルチャーとしての自分を
実感できる、つまり自身の信念を貫き通している結果を評してもらってると
思えるんです。アイデンティティの確立ですね。
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